最近は一人で美容室を経営しようとする方も増えているかと思います。
僕自身も半年間ほどは、一人で働いていましたので一人経営でのメリット、デメリットを紹介したいと思います。
今まではスタッフがいるお店で働いていたけど、一人での営業ってどんな感じかな?
一人美容室メリット
自由
一人なので、とにかく自由なので自分次第で全て決めることが出来ます。
出勤時間、帰宅時間、暇な時の過ごし方など自由にできます。
ですが、自由にしすぎるとメリハリがなくなるので自分自身で気をつけることが重要です。
僕はヒマな日にカラオケアプリを歌っていると気づかないうちに営業の方が立っていて
恥ずかしい思いをしました。笑
利益率が高い
一人での営業なので経費でもっとも大きくなりやすい人件費がかかりません。
従業員がいた場合に従業員が自分の給与分の売り上げを作れない場合は自分自身の売り上げから給与を払う形になります。
自身の技術などに自信がある場合はメニュー単価を上げることで客単価を上げ、さらに利益率を上げることが出来ます。
少し帰りが遅くなっても、自分のために頑張れる気持ちになるよ!
広告費が少なくて良い
自分の売り上げがあるだけで良いので広告費を多くかけなくても良いので経費が少なくて済みます。
従業員がお客さんを持っていない場合は広告費をかけて集客することになりますが、集客に掛けた金額分の売上を作ることが出来るかは分かりません。
逆に、従業員の給与分のお金を自分のお客様を増やすための広告費に掛けることも出来ます。
口コミ、紹介で少しずつお客様を増やせると広告費はいらないよ!
開業資金が少額
完全に1人で営業する予定の場合、テナントの面積が少なくて良いので家賃などが安く抑えられます。
シャンプー台、セット面も設備が少なくて良いのでその分、開業資金も少なくなります。
給与の支払いがないので運転資金も少なくなり経営もしやすいです。
家賃が安いことは長く経営を続けることには重要な要素になるよ!
黒字化までが早い
家賃などの固定費が少なくて良いので、開業当初の赤字の期間を短くできます。
従業員の給与支払いもないので自分が生活できる分を稼げれば良いです。
固定の顧客がいる場合の開業だと、黒字化までの期間も計算しやすく経営リスクも少なくなるよ!
人間関係のトラブルがない
人を雇うと人間関係のトラブルは多少はでてくるかと思います。
スタッフとの相性が良くても病気がちだったり、技術力の低さから売り上げが作れないなどの精神的な面以外でも何かの問題はでてくるかと思います。
スタッフが多い場合もスタッフ同士のトラブルが起きる可能性もあります。
もちろん、スタッフがいる場合の楽しさもあるよ!
売上が読みやすい
スタッフの売上に依存しなくて良くなる。スタッフを雇用する場合、売上のあるスタッフが退職することでお店の売上に大きな影響があるかと思います。
それ以外にも雇用したスタッフが思うように売上を作れない場合にも広告費などの集客活動にかかるお金が必要になってきます。
その点、一人で経営するということは自分自身だけの管理になりますので、来店周期などで売上の予測が立てやすいです。
次回予約を出来るようになると、売上予測や予約管理がしやすくなるよ!
一人美容室デメリット
労働時間が長くなる
一人での営業だとお客様を同時施術することは難しく、一人づつでしか担当できないので、1日の施術できる人数に限界があります。
ですが、お客様に頼まれればしてあげたくなるものです。そこで営業時間以降も予約を取り始めると、どんどん労働時間が長くなっていきます。
意外と「もしも、来なくなったら?」と言う心配から、お客様を断ることが難しくなってきます。
僕自身も遅い日は23時くらいになることもあります!
休めない
当然ですが自分の代わりとなる従業員がいないので風邪などの病気になった時に代わりがいません。
その他、銀行やお店の買い物などの用事でお店を開けることが難しくなるのでお休みの日に行かないといけなくなります。
スタッフがいる場合にはお店の留守番を頼んだり、おつかいに行ってもらうことが出来ます。
お休みの日に買い物に動けない場合は電話の転送や予約の調節で時間をつくるようにします。
体調管理がとても重要になってくるよ!
予約が取りにくい
例えば、午後に予定があり、午前中に予約が取りたいお客様がいても、メニューによっては施術が事前に予約が入っているお客様が終わってからになるので午後からになったりします。
その他、トラブルなどで施術時間のオーバーやお客様の遅刻などでも気持ちが焦ります。
次回予約や時間に余裕を持って、なるべく早くに予約してもらうようにすることで失客してしまうことを防ぎます。
無理に予約を重ねると顧客満足度が下がり失客につながるので気をつけよう!
電話対応が大変
シャンプー中、カラー中などに予約電話や営業電話などがかかってきた場合に、手を止めて電話を取りにいかなければならなくなります。
お休みや長期休みの次の日などは電話が多くなりやすいため施術時間に影響があることもあるので注意が必要です。
そのため、ネット予約やLINE@での予約を出来るようにしておくことをオススメします。
LINE@で予約を取れるようになると、すごく便利です!
ポイントの値引きなどもないことと、予約サイトを開かなくて良くなるからです!
スタッフ雇用が難しくなる
将来的にスタッフを募集したいと思った時に、自分が年齢を重ねた場合に年齢の離れたスタッフの雇用が難しくなります。
自分や従業員の年齢が上がることで若い世代の価値観やトレンドとのズレが多少は出てくるので若い世代の集客が難しくなります。
少しずつ将来のお店のことを考えながらどのような経営をしていくかの対策していくことが大事です。
おじさん、1人営業のお店には20代のスタッフの求人は取りにくくなってくるよ。
売上、収入の限界
一人で施術できる人数の限界や体力面での低下もでてくるかと思いますので、ある程度で売上が頭打ちになってきます。
また、年齢を重ねることでお客様の結婚、就職、引っ越しなどのライフステージの変化で失客することも考えられます。
長期的に考え、減ってしまうお客様の客数の回復や集客の戦略を考えていかなければなりません。
自分の理想とする経営や目標も考えた上で時間とお金のバランスをとれるようにしたいものだね。
キャンセルの影響大
一人での経営なのでお客様の施術時間分の枠を取ってあるので、キャンセルが入ると急にヒマになります。
特にロングメニューでのキャンセルは1日の売上目標にも大きな影響をあたえるので辛いです。
僕自身も日曜日の予約で姉妹でのロングメニューが2人ともキャンセルになった時は、その日はお客さんゼロでその後の予約も入らなかったので拗ねて帰りました。笑
寂しい
一人が平気な方には問題ないかと思いますが、ヒマな日などに話し相手がいないのは少し寂しく感じます。
冬の寒い日のお店からの帰りや、年末の帰りなどは結構寂しいです。笑
コロナが流行りだした頃の緊急事態宣言の時はとにかく暇だったのでメンタルをやられました。笑
緊急事態宣言中は読書をすることで助けられました!
まとめ
当然ですが物事には両面がありますのでメリット、デメリットもありますが、夢や希望を持って前向きに考え、自分の実現したいことを軸に考え「どうすればそれが実現出来るのか?」と言う考えが重要だと考えています。
僕自身は誰かと目標を持って頑張ることが好きなので、今のように従業員が居るほうが良いです。
価値観は人それぞれですが、自分自身に合った価値観で経営していくと良いと思います。
一人で経営する場合は特に病気、ケガや自分自身が歳をとっていくことのリスクを考えることが大事です。
40~60代になった男性美容師のお店には20代くらいの新しい新規のお客様は集客しづらくなってくるからです。
僕もそうですが、長期目線で安定した経営が出来るように考えていきましょう。