美容室の内装工事は細かな注意点があります。これを気をつけないと経営が始まっても大変になってきます。
今回は内装工事での重要なポイントを紹介します。
内装工事、必ずチェックすること
電力
電力が足りないとドライヤーなどを同時に使うとブレーカーが落ちたり、普段の仕事にも支障がでてしまいます。
その他、動力と電灯が区分されてないとエアコンが電灯で動かすことになるので、多くの電力が必要になってきます。
電力が不足している場合には、電力会社に連絡し建物への電気容量を増やしてもらわなければなりません。
オープン前には全てのコンセント、スイッチ類の確認は大事だよ!
ガス
シャンプーをするためにはお湯を出せるようにしなければなりません。
もし、ガスが通ってない物件の場合は建物にガスを通すことにもお金がかかってきます。
電力に余裕があれば電気でお湯を沸かすボイラーを使います。その他、設置できる場所があればプロパンガスを利用する場合もあります。ボイラーは設置にお金がかかることがデメリットで、プロパンガスは使用量が都市ガスより高くなることがデメリットです。
お湯を出した時の温度の安定性もチェックしておこう!
水道
美容室にとって水量、水圧は管理重要になります。シャンプー台を何台か同時に使う場合に、引き込み給水管の口径が小さいとシャワーが弱くなってしまいます。その他、高層階の物件では水圧が弱くなりやすいです。水を上の階まで運ぶ力が弱い場合にシャワーが弱くなります。
解決するためには貯水タンクを設置したり、加圧ポンプを使うなどの方法が必要です。
排水口が小さい場合もつまりの原因や、臭いの原因になります。
排水管の口径はシャンプー台の数によっても必要な大きさが変わるので業者に確認することが大事です。
水圧が弱いとカラー剤を流すのに時間がかかるので長い目で見ると仕事の効率が悪くなるよ!
照明
照明は美容室の雰囲気に大きく影響します。セット面での施術のしやすさや鏡に映るお客様の姿が綺麗に見えるようすることも重要です。
内装工事の時はセット面の照明とあわせて窓からの自然光をどの程度とりこむかにも、施術やお客様のくつろぎ具合にも影響します。
肌が血色良く見えたりヘアカラーが綺麗に見えるように調整したいです。
時間帯によっても外の光の入り方(特に西日)が変わるので注意が必要だよ!
空調換気
美容室は限られた空間でドライヤーやお湯を使用するので、部屋の室温が高くなりやすくなり、室温調節は重要になります。お客様は施術中にクロスをしているので、エアコンが効いていないとかなり暑く感じます。
その他、シャンプー時の湿気やカラー剤、ブリーチ剤、パーマ剤などの匂い対策としての換気も重要です。
美容室では店舗の坪数より馬力が強いエアコンの方が良いかと思います。ですが、馬力の強いエアコンの風が直接お客様に当たると寒かったり、暑かったりとなるので風向きや、風の調節が必要になります。
僕のお店ではエアウイングと言うものをつけて風向きを調整しています!
間取り
お客様に店内でゆっくりとくつろいでもらうためには、間取りも重要になります。
施術中のお客様と他の施術中のお客様の目が合わないようにしたり、待合室と目が合わないようにする、カウンターやスタッフルームが見えないように、座席の向きや配置を考えることで、くつろげる空間になります。
セット面の距離感もゆったりと距離をとる方が圧迫感がなく、くつろげる空間になります。
その他、店外から通行する人にも店内が見えすぎても、お客様がくつろげないですし、見えなさ過ぎても興味やお客様が入っているかが分からないので工夫が必要です。
店内を隠すよりも店外に観葉植物を置くことで、店外、店内からの雰囲気を調節できるよ!
導線
導線は物件の形にも影響を受けますが、お客様やスタッフの立場にたち考えます。
お客様がシャンプー台に移動する時の導線やお手洗いへの移動、スタッフが施術をしやすい導線などを工夫します。
導線になる場所には危険にならないようにすることが大事です。
ドライヤーのコードや観葉植物、段差、カット後の床の髪の毛などを気をつけましょう。
長く使うお店なので、背の低いスタッフにも棚の物が取りやすいようになど、細かなことも
大事になってくるよ!
まとめ
美容室経営で必ず注意しておきたいポイントを書いてきました。
ここにあげていない点も、もしかしたらあるかも知れませんが後で変更出来るところは後でも大丈夫です。
変更が効かない点は注意してみて下さい。
初めから完璧なお店は作れないけれど、少しでも理想に近づけよう!